湯シャンを10年以上続けた結果! シャンプーを使わない湯シャンの効果を解説

湯シャンを10年以上続けた結果! シャンプーを使わない湯シャンの効果を解説

湯シャンの効果についてわかりやすく解説しています。

湯シャンの正しいやり方、湯シャンの注意点まで解説しているので、最後まで読んでいただけると幸いです。

湯シャンとは何か?

「湯シャン」とは、お湯だけで頭を洗うことです。

シャンプー剤はもちろん、リンスやトリートメントも一切使用しないで、お湯だけで洗髪することを「湯シャン」といいます。

シャンプーやリンスを毎日使っている人には、「えっ?どうしてお湯だけなの?」と不思議に思われるかもしれませんが、湯シャンのメリットは多く、湯シャンの効果も大きいため、今では湯シャンを始める人は少なくありません。

湯シャンを10年以上続けている私が、湯シャンのメリットや効果について詳しく解説します。

湯シャンのメリットはアンチエイジング

最近では、薄毛やAGA(男性型脱毛症)対策として、湯シャンを始める人は多いですが、湯シャンの最大のメリットはアンチエイジングです。

もちろん湯シャンは、薄毛やAGA(男性型脱毛症)に効果があるのは当然ですが、それは湯シャンの効果の一部に過ぎず、湯シャンの本質はアンチエイジングであるということですね。

湯シャンには、次のようなメリットがあります。

  • 加齢臭がなくなる
  • 頭皮のニオイがなくなる
  • ワキガのニオイがなくなる
  • お肌がきれいになる
  • 肌トラブルがなくなる
  • 髪のボリュームが増える
  • 髪がサラサラ・ツヤツヤになる
  • 白髪の本数が減る
  • 頭皮や体のかゆみがなくなる
  • 顔(見た目)が若返る

私だけでなく、私の知人も実感している効果です。

なぜ、このようなメリットが湯シャンにあるのか、それはシャンプーをやめることで界面活性剤の影響を軽減することができるからです。

参考 界面活性剤が入っている商品は? 界面活性剤で老化が加速する理由

頭皮の毛穴の大きさは、顔の毛穴の5倍以上もあるため、シャンプーを使い続けていると、頭皮から経皮吸収される界面活性剤の悪影響が大きくなるわけですね。

私が実感している湯シャンの効果

私が湯シャンを始めたのは、2012年9月からです。

当時の私は、30代前半ということもあり、ビフォーアフターのような効果は実感できていません。

というのも、30代前半(当時)と40代前半(現在)で何も変わっていないからです。

例えば、毛髪だけに関しても、髪のボリュームや白髪が無いという状態は、今も昔も同じなので、ビフォーアフター的に比較して実感することができないということですね。

ただ、同級生と比較したり、初対面の方の反応を見て、湯シャンの効果を実感しています。

例えば、薄毛で悩んでいる同級生が多いなか、私の髪の毛はフサフサとした黒髪です。美容室では「髪の毛、めちゃめちゃ多いですね!」と美容師さんに驚かれたり、白髪染めをしていると勘違いされるほどです。

なにより私自身、肌トラブルや毛髪に関する悩みはありませんし、実年齢より老けて見られることもないので、30代前半から40代前半までの10年間、全く老化していないことを実感しています。

もちろん、すべてが湯シャンの効果とは思っていませんが、私が湯シャンを勧めた知人の多くは、ビフォーアフター的に湯シャンの効果を実感しています。

私の知人が報告してくれる湯シャンの効果

私はこれまでに知人に湯シャンを勧めてきました。うろ覚えですが、50人ぐらいの方々が湯シャンを実践してくれました。

私は湯シャンの仕事をしているわけではないので、モニター数は少ないですが、「シャンプーは何を使ってるの?」や「白髪染めしてないの?」と訊かれるたびに、界面活性剤の話から湯シャンを勧めることが多いです。

10年以上なので、すべての知人が実感した効果をご紹介することはできませんが、直近の1年間、湯シャンを勧めた8人の私から見たリアルな感想をご紹介します。

Aさん(50代前半男性)は2022年3月に湯シャンを開始しました。1年ほど継続されていて、白髪の本数が減った、髪のボリュームが増えた、髪のハリ・コシが20代に戻ったような感じと仰っています。
Aさんとは仕事の付き合いでお会いする機会が多いのですが、明らかに白髪の本数が減少し、私も確認しましたが、50代前半で白髪は10本程度しかありません。
Bさん(50代前半男性)は2022年6月に湯シャンを開始しました。薄毛が悩みだったようで、最初に会ったときはスキンヘッドでしたが、最近は髪を伸ばし始めているようです。
Cさん(50代前半女性)は、Bさんの奥さんでBさんと同じタイミングで湯シャンを始めたようですが、Cさんの感想は伺っていません。
Dさん(30代後半男性)は2022年10月に湯シャンを開始しましたが、普段から整髪料を使っているため、2週間ほどで湯シャンをやめると連絡がきました。
Eさん(30代後半女性)は、Dさんの奥さんでDさんと同じタイミングで湯シャンを始めたようですが、洗髪後のベタつきが気になるということで、Dさんと同じく2週間ほどで湯シャンをやめたと伺っています。
Fさん(30代後半女性)は2023年2月15日に湯シャンを開始しました。髪がサラサラ・ツヤツヤになって、髪の毛の伸びるスピードが10代の頃のように速くなったと仰っています。また、お肌のシミが薄くなって嬉しいとも仰っていました。
最近、「若くなった」「綺麗になった」と言われることが多くなったと喜ばれていました。
Gさん(60代前半男性)は2023年3月に湯シャンを開始しました。Gさんご本人からは感想を伺っていませんが、Gさんの奥さんはGさんの加齢臭が気にならなくなったと仰っています。
Hさん(60代後半女性)はGさんの奥さんで、Gさんより1週間ほど早く湯シャンを始められたようです。まだ湯シャンに慣れないけど続けたいと仰っていました。

このように湯シャンの効果を実感している人、湯シャンが合わなかった人、湯シャンの効果を聞けなかった人など様々ですが、私が勧めた湯シャンを実践してくれたことに感謝です。

ただ私の経験上、1つ言えることは、湯シャンを半年間続けられた人は「シャンプーはもう二度と使いたくない」と断言する人ばかりです。

後述しますが、湯シャンの効果を実感できるのは6ヶ月目ぐらいだからです。

湯シャンの正しいやり方

「湯シャンとは、お湯だけで頭を洗うこと」と言いましたが、正しい湯シャンのやり方でなければ湯シャンの効果は半減してしまいます。

湯シャンにチャレンジする場合は、次のやり方を実践してください。

  1. 湯シャンの前に必ずブラッシングする
  2. 浴槽に浸かった後に湯シャンする
  3. 湯シャンする温度は38~40℃に設定
  4. シャワーのお湯をあてながら頭皮を洗う
  5. ドライヤーは温風と冷風を使い分ける

1つずつ解説します。

湯シャンの前には必ずブラッシングする

髪と頭皮についた皮脂汚れを落とすために、湯シャンの前には必ずブラッシングしましょう。

髪を梳かすブラシは、猪毛か豚毛の「獣毛ブラシ」がおすすめで、100回ほどブラッシングすると髪についた汚れは大体落とすことができます。

ブラッシングの際、抜け毛が気になるかもしれませんが、抜け毛は気にしなくて大丈夫です。丁寧なブラッシングを最優先にしましょう。(抜け毛を気にしなくていい理由は後述)

浴槽に浸かった後に湯シャンする

浴槽に浸かった後に湯シャンすることで、血行がよくなり、皮脂汚れやニオイが落ちやすくなります。

シャワーだけで済ませずに、できるだけ入浴するようにしましょう。

湯シャンする温度は38~40℃に設定

湯シャンする温度は38~40℃が望ましいです。

温度が高すぎると頭皮が乾燥したり、低すぎると皮脂汚れが落ちにくいからです。

頭皮の乾燥が気になる場合は38℃、洗髪後のベタつきが気になる場合は40℃が良いでしょう。

シャワーのお湯をあてながら頭皮を洗う

湯シャンはシャワーのお湯をあてながら頭皮を洗います。

髪の毛ではなく、「頭皮」を意識的に洗うことが大切です。

洗い方は、指の腹で優しくこするように、頭皮をまんべんなく丁寧に洗います。最低でも5分以上は洗うのが望ましいです。

慣れないうちは、指が疲れてだるくなったり、しっかり洗えないという人もいるので、そういう場合はシャンプーブラシを使用すると良いでしょう。

また、シャワーヘッドはミラブルゼロがおすすめです。

参考 ミラブルゼロの効果とは!? ミラブルゼロの効果的な使い方!

ドライヤーは温風と冷風を使い分ける

タオルドライ後は、自然乾燥ではなく、必ずドライヤーを使用してください。

ドライヤーを使用しないで頭皮に水分が残っていると、頭皮に雑菌やカビ菌が繁殖しやすくなり、フケやかゆみの原因になってしまうからです。

また、ドライヤーは温風と冷風を使い分けることが大切です。

  1. まずは、頭皮に近い根本を「温風」で乾かす
  2. 次に、毛先に近い髪の毛を「冷風」で乾かす

温風と冷風を使い分けることによって、頭皮はしっかり乾かすことができ、髪の毛は熱によるダメージを軽減することができます。

湯シャンの注意点

湯シャンにはいくつか注意点があるので解説します。

水道水に含まれる塩素

水道水には「殺菌」「消毒」を目的として塩素が含まれていますが、湯シャンをする場合は水道水の塩素にも注意したいところです。

湯シャンはシャワーをあてながら頭皮を洗うため、塩素の影響を受けやすいからです。

今すぐに塩素対策を始める必要はありませんが、湯シャンを始めてみて、湯シャンが長続きしそうな場合、塩素除去できるシャワーヘッドを検討してみると良いでしょう。

参考 スキンケアに欠かせない! シャワーヘッドの効果的な使い方

抜け毛は心配しなくていい理由

薄毛に悩まされている方は、ブラッシング時の「抜け毛」が心配になるかもしれませんが、抜け毛を心配する必要はありません。

なぜなら、薄毛と抜け毛は全く別物であり、抜け毛の本数と薄毛の進行に関係性がないからです。

「抜け毛が多いから薄毛が進行してるんじゃ……」と不安になる気持ちはわかりますが、抜け毛は新しい髪が生え替わるために必要です。

抜け毛の本数は1日100本ぐらいと言われていますが、どんなにフサフサの人であっても、毎日100本ぐらい抜けるのは自然なことなのです。

100本抜けたら、100本生まれ替わるから総本数を維持できるのであって、抜け毛の本数ではなく、現在の総本数を意識すべきです。

薄毛が気になっている人にこそ、抜け毛を恐れずに、丁寧なブラッシングと湯シャンをおすすめします。

湯シャンの効果を実感できるのはいつから?

湯シャンの効果を実感できるタイミングは、効果によって異なりますが、「1ヶ月」と「6ヶ月」が1つの目安になります。

肌のターンオーバーの周期が関係していると思いますが、20代であれば28日、30~40代であれば約6週間といわれていますから、1ヶ月ぐらいで、お肌がきれいになり始めることを実感する人が多いです。

洗髪後、頭皮のベタつきも1ヶ月を過ぎると気にならなくなり、加齢臭や頭皮のニオイも1ヶ月を過ぎたあたりから軽減する人が多いように思います。

ただ、髪のボリュームが増えたり、白髪が少なくなったり、髪がきれいになるなど、毛髪に関する効果を実感するには6ヶ月以上の期間が必要です。

なぜなら、いま生えている髪の毛は過去のものであり、湯シャンの効果がすぐに反映されることはないからです。

例えば、髪の毛は1ヶ月に1センチ伸びるとされていますが、今月生えてくる髪の毛は、6ヶ月前の栄養状態やヘアケアによって育っているというわけです。

髪の毛のハリやコシ、サラツヤなどは1ヶ月程度で実感できると思いますが、本当の効果は湯シャンを始めて6ヶ月後から生えてくる髪の毛です。

「湯シャンの効果は1ヶ月と6ヶ月」と知っておくと、湯シャンのモチベーションにつながりますので、ぜひ覚えておいてください。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

湯シャンのメリットはアンチエイジングです。その一環として、頭皮や髪の毛にも好影響をもたらしてくれます。

はじめのうちは頭皮のベタつきや、サッパリ感を感じられずにストレスに思われるかもしれませんが、1ヵ月後には湯シャンの効果を実感できるようになり、6ヶ月後には「シャンプーはもう二度と使いたくない」と思うようになるでしょう。

湯シャンにチャレンジする場合は、湯シャンの正しいやり方を参考にしてみてください。

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