界面活性剤が入っている商品は? 界面活性剤で老化が加速する理由

界面活性剤が入っている商品は? 界面活性剤で老化が加速する理由

界面活性剤で老化が加速する理由、界面活性剤が入っている商品についてわかりやすく解説しています。

界面活性剤の注意点についても解説しているので、最後まで読んでいただけると幸いです。

界面活性剤で老化が加速する理由

界面活性剤で老化が加速する理由

界面活性剤は、肌のバリア機能を破壊し、老化の原因である「慢性炎症」を引き起こすため、界面活性剤は徹底的に避けることが大切です。

特に見た目の老化に悪影響を及ぼし、お肌のシミやシワ、くすみ、ニキビ、肌荒れなどの肌トラブルから、薄毛やAGA(男性型脱毛症)といった頭皮にまで影響します。

現代人にとって、界面活性剤を完全に避けることは難しいですが、界面活性剤の危険性を知って、対策してみましょう。

界面活性剤とは何か?

空気と固体の接触面は「表面」、空気と液体の接触面は「水面」といいますが、界面活性剤の「界面」とは、水と油のように混じり合わない液体と液体の接触面を「界面」といいます。

水と油のように分離するものを混ざり合わせる(活性化させる)物質が界面活性剤です。

界面活性剤そのものが悪者ではなく、私たちが注意しなければいけないのは化粧品やシャンプー、洗剤など、家庭用の商品として使われている界面活性剤です。

界面活性剤の種類は次の4つです。

  1. 陰イオン系(アニオン系)
  2. 陽イオン系(カチオン系)
  3. 両性イオン系
  4. 非イオン系(ノニオン系)

陰イオン系はシャンプーや石鹸、洗濯用洗剤、食器用洗剤などに使用され、陽イオン系は柔軟剤、リンス、トリートメントなどに使用されます。

両性イオン系は、陰イオン系(-)と陽イオン系(+)の両方の性質をもち、陰イオン系のときは洗浄力、陽イオン系のときは殺菌力を発揮します。シャンプーに使用されることが多いです。

非イオン系は、水に溶けてもイオンに分かれない界面活性剤です。食洗機用洗剤や化粧品のクリームなどに使われています。

私たちの生活に欠かせない日用品に使用されている界面活性剤……。その危険性について知らない人がほとんどだと思います。

しかし、界面活性剤は細胞を死滅させたり、たんぱく質を変性、肌バリアを破壊することが明らかになっているため、界面活性剤の対策はアンチエイジングの基本といえるでしょう。

界面活性剤は経皮吸収される

界面活性剤は経皮吸収される

界面活性剤は、その分子が非常に小さく、皮膚の毛穴から体内に侵入し、洗い流しても落とせないのが最大の問題です。

例えば、シャンプーです。

シャンプーで洗髪した後、お湯でシャンプーの泡を洗い流しますが、どんなに一生懸命にすすいでも界面活性剤は頭皮の毛穴から吸収されてしまいます。

頭皮から吸収された界面活性剤は、分子が小さいため、毛穴の奥にある毛母細胞や毛乳頭組織、メラノサイトを破壊し、薄毛やAGA(男性型脱毛症)、白髪の原因になるのです。

さらに、お湯で流したシャンプーの泡は、顔や体の皮膚を流れ、全身の毛穴から界面活性剤が体内に侵入してくるわけです。

体内に侵入した界面活性剤は、顔のニキビや吹き出物、小鼻の黒ずみ、毛穴の開き、首の赤みや背中ニキビ、ひじやひざの黒ずみ、かかとの角質など、全身すべてに悪影響を及ぼします。

さらにさらに、シャンプーをした手にも界面活性剤は残っており、その手で顔を触ったり、シャンプーした髪が顔に触れるなどして、肌に炎症が起こる場合もあるのです。

参考 湯シャンを10年以上続けた結果! シャンプーを使わない湯シャンの効果を解説

先述したとおり、界面活性剤そのものが悪ではありません。

しかし、界面活性剤が使用された商品が世の中に溢れているため、できることなら一切使わない、それが難しい場合は界面活性剤との付き合い方を見直すべきでしょう。

界面活性剤が入っている商品は?

界面活性剤が入っている商品は、「ほぼ全て」だと認識すべきです。

「天然系」や「アミノ酸系」、「オーガニック」、「石鹸」、「ノンシリコン」、「○○フリー」、「薬用」など、安全そうな商品でも界面活性剤は使用されています。

ほぼ全ての商品に界面活性剤が使用されているため、使用頻度を下げたり、代替案など、界面活性剤に対する対策が必要になります。

化粧品など

界面活性剤が入っている商品は?

信じられないかもしれませんが、美肌になる近道は化粧品をやめることです。

メイクアップ化粧品では、化粧下地やファンデーション、アイシャドウ、アイブロウ、マスカラ、チーク、リップなど、すべてのメイクをやめることが望ましいです。

なぜなら、クレンジング剤や洗顔料には界面活性剤が使用されているため、メイクを落とすたびに界面活性剤の害を受けるからです。

また、基礎化粧品では化粧水や美容液、クリームなども意味がなく、美容成分が肌に浸透する効果より、界面活性剤が浸透するリスクのほうが遥かに大きいからです。

理想的な1日のスキンケアは次のとおりです。

  • 朝起きたら、ぬるま湯だけで洗顔
  • 洗顔後、何もつけない
  • ノーメイクで1日を過ごす
  • 入浴時、ぬるま湯だけで洗顔
  • 洗顔後、何もつけない
  • 夜更かしせずに、早めに就寝

私は10年以上、この方法ですが、肌トラブルに悩んだことはほとんどありません。

ただ、女性の場合、毎日ノーメイクで過ごすのは難しいでしょう。

私は男性なので女性のメイクには詳しくありませんが、私の妻は、お湯だけでメイクオフできる化粧品を使用し、クレンジング剤や洗顔料を使わずに、入浴時にミラブルでメイクを落としているみたいです。

参考 スキンケアに欠かせない! シャワーヘッドの効果的な使い方

参考になるかわかりませんが、そういう方法も界面活性剤に対する対策になるのかなと思います。

シャンプーなど

界面活性剤が入っているシャンプー

シャンプーやリンス、コンディショナーやトリートメント、ボディーソープや石鹸などの商品にも界面活性剤は使用されています。

不潔に思われるかもしれませんが、実は私、シャンプーやボディーソープなどは一切使いません。

私だけでなく、我が家のお風呂には、シャンプーやリンス、コンディショナーやトリートメント、ボディーソープや石鹸、洗顔料などを何も置いていないので、家族全員で何も使用しないのです。

顔はぬるま湯で洗顔、頭は湯シャン、体は綿のタオルで優しく洗うだけです。

なぜ我が家では何も使わないかというと、洗浄剤の使用によって常在菌のバランスが乱れて雑菌が繁殖しやすくなるからです。

合成界面活性剤は家庭内では多くの場面に使用されている化学物質である一方、合成洗剤、洗浄剤による皮膚障害が問題となっている。これは界面活性剤によって皮膚のバリアが破壊されることが、原因のひとつと考えられる。また界面活性剤の抗菌作用による皮膚常在菌への影響が一因ではないかと考え今回、市販の基剤も含めて検討を行った。その結果、抗菌性を有する陽イオン系以外に陰イオン系や非イオン系の一部に皮膚常在菌等に対する生育抑制が見られ、皮膚常在菌への影響が示唆された。
引用:大阪府立公衆衛生研究所

シャンプーやボディーソープを毎日使っている人にとっては信じられないかもしれませんが、洗浄剤をやめることで、次のようなメリットがあります。

  • 加齢臭がなくなる
  • 頭皮のニオイがなくなる
  • ワキガのニオイがなくなる
  • お肌がきれいになる
  • 肌トラブルがなくなる
  • 髪のボリュームが増える
  • 髪がサラサラ・ツヤツヤになる
  • 白髪の本数が減る
  • 頭皮や体のかゆみがなくなる
  • 顔(見た目)が若返る

私を含め、私がアドバイスさせていただいた多くの方が実感している効果です。

もちろん、チャレンジしてみたものの、1ヶ月程度で洗浄剤を再開する人も数名いましたが、半年間続けた人は「洗浄剤は一生使いたくない」と断言している人ばかりです。

個人差はあると思いますが、大体6ヶ月目ぐらいから効果を実感する人が多いからです。

シャンプーやボディーソープを使用する場合、ミラブルゼロのウルトラファインバブルですすぎ残しがないようにすることがおすすめです。

参考 ミラブルゼロの効果とは!? ミラブルゼロの効果的な使い方!

洗剤など

界面活性剤が入っている洗剤

洗剤にも界面活性剤は使用されており、家庭用で注意すべきは「台所洗剤」と「洗濯洗剤」です。

先述したとおり、界面活性剤の分子は非常に小さく、皮膚や衣類に入り込んだ界面活性剤を、水で完全に洗い流すことはできません。

台所洗剤を使用して界面活性剤が付着した手で顔を触ったり、洗濯洗剤を使用して界面活性剤が付着した衣類と肌が接触することで、間接的に界面活性剤が経皮吸収されてしまうのです。

ですから、「台所洗剤」と「洗濯洗剤」の使用方法には細心の注意が必要です。

台所洗剤に使用されている界面活性剤はとても強力なので、食器を洗うときは必ずゴム手袋を使用して洗いものをするようにしましょう。

素手で食器を洗う人は少なくありませんが、ゴム手袋を使用するだけで界面活性剤の経皮吸収を大幅に減らすことができるため、ぜひ実践してほしいと思います。

次に洗濯洗剤です。

我が家で使っている洗濯洗剤は「トップ クリアリキッド」です。これはAE系界面活性剤で作られている洗濯洗剤で、すすぎ後、衣類に界面活性剤が残留しないといわれています。

現在はわかりませんが、2014年時点では「トップ クリアリキッド」だけが市販で購入できる唯一のAE系界面活性剤だったため、2015年からずっと使い続けています。

ただし、AE系界面活性剤の洗濯洗剤であっても、必ず「2回すすぎ」にしましょう。

台所洗剤のゴム手袋と同様に、1回すすぎから2回すすぎにするだけで、界面活性剤の経皮吸収を大幅に減らすことができ、ちょっとした手間が数年後の老化に影響してくるからです。

界面活性剤の注意点

界面活性剤に関する注意点がいくつかあるのでお話させていただきます。

美容室やヘアカラーはどうする?

美容室やヘアカラーはどうする?

ヘアカットや白髪染めなどヘアカラーをした場合、美容室ではシャンプーをされますが、そのシャンプーに対する考え方です。

美容室が独自に販売しているシャンプーであっても必ず界面活性剤は使用されていて、美容師さんがどんなに丁寧にすすいでくれたとしても、あなたの頭皮から界面活性剤が経皮吸収されます。

アンチエイジングや美肌という観点からは、やはりシャンプーは避けるべきです。

しかし、アンチエイジングや美肌というのは人生を楽しむための手段の1つに過ぎません。

白髪を染めないナチュラルなグレイヘアも流行っていますが、「それでも白髪は染めたい」という場合は、月に一度程度のことですから、それほど気にする必要はないでしょう。

「白髪を染めたいけど、界面活性剤が……」と悩んでストレスになるなら本末転倒です。

先述したとおり、界面活性剤は付き合い方が大切です。

「月に一度、美容室に行きたい」、「だから、普段から界面活性剤の経皮吸収に気をつけよう!」と界面活性剤の経皮吸収を意識して、界面活性剤との付き合い方を見直すことが大事でしょう。

紫外線対策や日焼け止めについて

紫外線対策や日焼け止めについて

美肌のために紫外線対策が必要とされ、外出するときに日焼け止めを塗る人は少なくありません。

たしかに紫外線対策は美肌のために必要です。しかし、日焼け止めは界面活性剤が使用されているので、日焼け止めを使わない紫外線対策がベストです。

日焼け止めには、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」がありますが、どちらも界面活性剤が使用されており、コーティングを目的としたシリコーンや防腐剤のパラベンも使用されているため、紫外線のリスクより日焼け止めのリスクのほうが遥かに大きいのです。

つまり、紫外線対策として日焼け止めを使えば使うほど、お肌はボロボロになってしまうというわけです。

スーパーに買い物にいく程度の短時間なら、日焼け止めは使わずに帽子や日傘を使用したり、なるべく日陰を歩くことで紫外線対策は十分です。

逆に、サーフィンや屋外でのバーベキューなど、紫外線を長時間浴びるような趣味がある場合は、日焼け止めを使用したほうがマシです。

日焼け止めの使用は、「美肌を取るか、趣味を取るか」であり、人それぞれの価値観によって正解はありません。

あなたの価値観を大切にし、あなたの基準で日焼け止めの使用を判断するのが望ましいです。

一緒に暮らしている家族の理解が必要

一緒に暮らしている家族の理解が必要

界面活性剤の問題は、一緒に暮らしている家族の理解がないと難しいです。

界面活性剤を避けたい人と、気にしない人が一緒に生活していると、家族で共有するドライヤーやタオルなどを介して、シャンプーや柔軟剤の成分が間接的に肌に付着するからです。

また、洗濯洗剤や柔軟剤、シャンプーやリンス、食器の洗い方など、これまでのライフスタイルが変わるため、界面活性剤を気にしない家族にとってはストレスを感じるでしょう。

界面活性剤を避ける生活をするには、まずは家族と話し合い、家族の理解を得ることが大切ということを覚えておいてください。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

界面活性剤は、私たちの生活に密接に関係しているため、界面活性剤を完全に避けることは難しいです。

しかし、工夫次第では界面活性剤の影響を抑えることができるので、できることから始めてみましょう。

タイトルとURLをコピーしました